2015年8月下旬、神子元でシュモクザメの調査研究が行われていた。
バイオロギングの第一人者として名を馳せる、国立極地研究所の渡辺さんを筆頭に、世界有数の海洋生物学者達で結成された調査団。
今回の目的は、神子元島のシュモクザメに特殊なチップを取り付け、その行動軌跡をたどること。
さらに驚くのは、そのチップをなんとスキンダイビングで取り付けるという。
スキューバで追うのも大変なシュモクザメに、スキンダイビングでチップを付ける?そんなこと絶対に不可能だ。誰もがそう言った。
調査1日目~3日目は不発に終わる。
朝7時に出航して、波止場へ戻るのは16時。
1日9時間にも及ぶ調査時間のうち、スピア担当のマークは実に8割以上もの時間水の中にいて、常に群れを探していた。
このままで本当に大丈夫なのか…
こちらが不安を感じているのとは裏腹に、彼らはまだ自信に溢れていた。
いい群れにさえ出会えれば、チップは取り付けられる。絶対に大丈夫だと。
状況が変わったのは4日目。
僕がスキューバ器材をつけて水中で、マークは水面から、ハンマーを探していた。
突如、前方に30匹ほどの群れを発見。
水面に目をやり、マークに合図する。
マークもこちらを見て、すぐさま群れに気づき、ゆっくりと大きく呼吸を整え、ジャックナイフで静かに水中へ入ってきた。
水深15mで、僕と合流。
しばらく並走し、群れを追いかける。
スキューバで潜っている僕と息ごらえしながら同じように泳ぐなんて、この人はやはり只者ではない。
そして物凄い脚力であっという間にハンマーの群れの中に飛び込み、静かにスピアを放った。
正直に言って、スピアガンを放った瞬間は僕からはよく見えなかった。
水面に浮上後も、マークがあまり興奮しているようには見えなかったので、外れたのかと思った。
だが、彼は静かにこう言った。
「I got」
その後も調査は順調に進み、結果として計9匹ほどのシュモクザメやメジロザメにチップを取り付けることに成功。
今回の調査で、僕はいかに狭い視野の中で生きていたということを実感させられました。
大きな目的を達成した調査団のみなさん。
サイコーにクールでした!!
またいつか広い海のどこかで会えることを楽しみにしてます!
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バイオロギングの第一人者として名を馳せる、国立極地研究所の渡辺さんを筆頭に、世界有数の海洋生物学者達で結成された調査団。
今回の目的は、神子元島のシュモクザメに特殊なチップを取り付け、その行動軌跡をたどること。
さらに驚くのは、そのチップをなんとスキンダイビングで取り付けるという。
スキューバで追うのも大変なシュモクザメに、スキンダイビングでチップを付ける?そんなこと絶対に不可能だ。誰もがそう言った。
調査1日目~3日目は不発に終わる。
朝7時に出航して、波止場へ戻るのは16時。
1日9時間にも及ぶ調査時間のうち、スピア担当のマークは実に8割以上もの時間水の中にいて、常に群れを探していた。
このままで本当に大丈夫なのか…
こちらが不安を感じているのとは裏腹に、彼らはまだ自信に溢れていた。
いい群れにさえ出会えれば、チップは取り付けられる。絶対に大丈夫だと。
状況が変わったのは4日目。
僕がスキューバ器材をつけて水中で、マークは水面から、ハンマーを探していた。
突如、前方に30匹ほどの群れを発見。
水面に目をやり、マークに合図する。
マークもこちらを見て、すぐさま群れに気づき、ゆっくりと大きく呼吸を整え、ジャックナイフで静かに水中へ入ってきた。
水深15mで、僕と合流。
しばらく並走し、群れを追いかける。
スキューバで潜っている僕と息ごらえしながら同じように泳ぐなんて、この人はやはり只者ではない。
そして物凄い脚力であっという間にハンマーの群れの中に飛び込み、静かにスピアを放った。
正直に言って、スピアガンを放った瞬間は僕からはよく見えなかった。
水面に浮上後も、マークがあまり興奮しているようには見えなかったので、外れたのかと思った。
だが、彼は静かにこう言った。
「I got」
その後も調査は順調に進み、結果として計9匹ほどのシュモクザメやメジロザメにチップを取り付けることに成功。
今回の調査で、僕はいかに狭い視野の中で生きていたということを実感させられました。
大きな目的を達成した調査団のみなさん。
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by makoto08162003
| 2015-08-27 17:30
| 神子元